語句説明




随時追加・修正していく予定です。
m(__)m







【垂木(タルキ)】

棟木から軒へ渡しかけた屋根を受ける役目を果たす。
棟から軒先に向けて垂直に走る部材。
(実際屋根を受けているのは、野垂木と言われる目に見えない部材で、軒裏に見える垂木は化粧垂木とも呼ばれる)
 屋根裏を見上げて、垂木が一種類見えるものを一軒(ヒトノキ)・二種類見えるものを二軒と言う。
 →茅負 尾垂木


平城宮跡第一次大極殿正殿復元整備第回特別公開より



【単廊(タンロウ)】

梁行が一間の回廊のこと。


法隆寺・西院伽藍



【壇上積(ダンジョウヅ)み基壇】

外周を整形した切り石にで化粧された基壇の事。
八世紀頃から盛んに使用されるようになる。


法隆寺金堂



【地覆石(ヂフクイシ)】

地面と壁の間に置かれる礎石のこと。



【添柱穴(テンチュウケツ)】

心礎の心柱穴の外周に添って空けられた添え柱用の穴。
橘寺が有名。(野中寺西琳寺


橘寺塔心礎



【斗(ト)】

柱の上に乗る台形の部材のこと。(下半分を内側に少し刳る)
肘木を乗せる溝を持つ。
巻斗、大斗、皿斗など大きさや使用箇所によって名称を持つ。
山田寺回廊復元予想図


【塔院(トウイン)】

塔を中心とする回廊をめぐらせた空間のこと。



【同笵(ドウハン)】

同じ型も用いて作られた瓦を同笵瓦という。
この同笵関係で、寺院同士・建立者(氏)同士の関係を推定したりする。
劣化の激しい瓦笵は、改作(改笵)されて用いられたりもする。



【幢幡・どうばん】

 荘厳具の一つ。柱に取り付けた旗。
 現在では、寺院内で見られる金属製の連なった透かし彫りなどの板飾りの事を言う時もある。



【巴紋(トモエモン)】

←左三つ巴
渦巻きを現したような紋様のこと。



【土壇(ドダン)】

建物跡を復元する場合などに規模を示す為にされる盛り土。







【忍冬紋(ニンドウモン)】

「パルメット紋」を訳す時に付けられた紋様の名で、忍冬はスイカズラの漢名。
パルメット紋は、スイカズラを起源としているわけではない。

スイカズラ


法隆寺忍冬紋軒丸瓦
(大宝蔵院)

現・野中寺軒丸瓦







【白村江(ハクソンコウ・ハクスキエ)の戦い】

663年、朝鮮半島の白村江でおこった百済救援の為の唐・新羅軍と百済・古代日本軍との戦いのこと。
筑紫から半島への出兵、大敗により大きな打撃をこうむる。



【柱座(ハシラザ・チュウザ)】

礎石に刻まれた柱乗せ位置の印のこと。



【版築(ハンチク)】

地盤を固める為に、質の異なる土や砂等を数センチの単位で幾層にも突き固めていくこと。


豊浦寺下層遺構



【肘木(ヒジキ)】

柱の上に乗るエル字型の部材。



【比定(ヒテイ)】

「○○跡」等と言うには、まだ確証にかける遺構などを様々な比較・検討の後に
「○○に比定する」と表現する。
「現時点では○○跡」と言うニュアンス。



【複廊(フクロウ)】

梁行が二間の回廊のこと。



【方形瓦当(ホウケイガトウ)】

大津宮周辺で用いられた丸瓦部分がコの字形の瓦。
通称サソリ紋と呼ばれる側視形の蓮華紋を施す。





【宝相華紋(ホウソウゲモン)】

牡丹等の花を意匠化したとされる華麗な花の文様のこと。
鳥や各種唐草紋様と組み合わさって、流麗な紋様展開を見せる。
古代日本では、奈良時代以降に流行。



【法起寺式伽藍配置(ホウキジシキガランハイチ)】

一塔一金堂形式。
西に金堂、東に塔を配す。
法隆寺式伽藍配置の左右反転。




【法隆寺式伽藍配置(ホウリュウジシキガランハイチ)】

一塔一金堂形式。
西に塔、東に金堂を配す。
講堂は、925年の炎上後、再建時に北に移動。
炎上以前の伽藍配置は、回廊が講堂前で閉じる。
(現回廊は、講堂両脇に取り付く)





【法隆寺式軒瓦】

法隆寺(復古瓦)



【掘立柱(ホッタテバシラ)】

柱下に礎石を置かず、地中深く掘った穴に直接建てられた柱。
・掘立柱塀・・・掘立柱を軸に築かれた塀。



【ベンガラ】

赤鉄鉱として産出する酸化鉄を基とする塗料の一種。
インド・ベンガル地方で産出することからこの名が付く。
化学的変化が置きにくい為、耐候性・耐久性に優れる。



【掘込地業(ホリコミヂギョウ)】

地面を掘り下げて行われる地盤工事。→版築